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2010年9月26日 (日)

伸び悩んでいるのかどうか

(2009年10月 通信No.86より)

少し前、ある方から、(その方が見ているチームの)「子供たちが伸び悩んでいるように感じる」とのご相談を頂きました。試合で苦戦する様子を見て、「伸び悩んでいるのでは」と思ったそうです。
私なりに、考えられる状況などをお話しさせて頂きましたが、その中の「思うように技術が伸びていなかったのかもしれない」ということが当たっているかもしれないと、その方は思ったようです。
さて・・・もしかしたら、指導方法やチームの戦績などで悩んでいる方が他にもいらっしゃるかもしれませんので、ちょっとだけ、ここでも戦績と子供の伸びとの関係などを説明させて頂きますね。
皆さんもご存知の通り、小学生の時は技術がどんどん身につく時です。
ですから、育成するための年代だと認識しているチームであれば、コーチが、
・「今日は絶対に苦手な足だけでプレーしろ」などの課題を子供に与える
・「自分のゴール前でもクリアは禁止。取られてもいいからドリブルをしてみろ」と課題を与える
といったことをすることもよくあります。
また、試合のメンバーもレギュラーなどを固定しなかったり、ポジションも全く決めずに試合をしたりすることもあります。ポジションを決めないというのは、試合ごとにポジションを変えるということではなく、試合中のポジションさえ決めない、つまり、試合中に好きなように動いてよいという意味です。効率の悪い動きもOK、キーパーのドリブルも“当然OK”なくらいに。
重要なポジションのキーパーだって、じゃんけんや単純な順番で決めるチームもあるでしょう。
公式戦でも、このような形で試合に挑むチームがあっても全然不思議ではありません。
もちろん、試合に勝てる可能性が下がるような課題を与えるからと言って、子供たちの勝ちたい気持ちを無視するのではありません。子供の気持ちを大切にしながらも、子供たちが将来、もっとサッカーを好きになった時に、よりサッカーを楽しむために必要な技術を習得させていくためにこうするのです。
このような戦い方をするチームがある年代なので、戦績と子供の伸びとの間にはあまり関係がないと私は思っています。ですから、試合で苦戦すること自体は大きな問題ではないと思います。

・・・ところで、ご相談頂いた方ですが、この方は、子供たちを見ていて、「中学、高校でも、サッカーを続けていくだろうか」と心配になったそうです。
教え方、サッカーのやり方、プレー中の子供たちの表情・・・色々と思うことがありますもんね。
こういうことに気づいてくれる方がそばにいることは、とてもありがたいですね。
中学、高校と進んでいった時、子供たちのサッカーへの思いは今よりももっと強くなっています。
子供たちがサッカーの楽しさをもっとわかるようになった時に、めいっぱいサッカーを楽しんでほしいと思うのであれば、今、子供たちにどんなサッカーをさせてあげるべきか、やはり考えますよね。
まだまだ、プレーすること自体の楽しさを感じるべき小学生の年代で、結果ばかりを追いかけ、擦り切れてしまうと、中学生、高校生になった時に、突然サッカーをやめてしまう子もいるかもしれません。結果ばかりを追い、プレーの楽しさを十分に感じることができなくなってしまったら、いつの間にかプレーする楽しさを忘れてしまうかもしれません。残念ですが。
これらのことを考えると、やはりこの年代で大切なのは、サッカーが楽しいという気持ちを大切にしてあげること、それを戦績などで得る一時的な喜びで代用しないことだと思います。
子供たちがサッカーを続けていった時に、それぞれのステージでサッカーを楽しめるように。
中学生、高校生の年代で、子供たちはまたグンと伸びます。
子供に接する皆さんには、長く、深い目で、戦績ではなく「子供たち」をしっかりと見ていって頂けたらと思います。
・・・締めくくりかと思いきや・・・まだ続きます。
この方から、また後日、ご連絡を頂きました。
試合の結果よりも、子供たちの「動きが良くなったこと」を喜ぶ気持ちがとても伝わってきました。
こういうコーチの方って、幸せだと思いますよ。
結果をあげるよりも、子供を伸ばそうとするサッカーを子供たちにさせる。
そうしたら、子供は、グングン伸びます。そして、それを目の前で見ることができるのです。
「子供が伸びることが嬉しい」コーチにとっては、もう、嬉しくてたまらないわけです。幸せですよね。
そして、子供たちも自分が上手になるのがわかって、楽しくて、嬉しくてしょうがないわけです。
さらに、楽しそう、嬉しそうな顔をしている子供を見て、保護者の方も嬉しくなるわけです。
これって、すごいですよね。みんな、楽しい、嬉しいんですから。
この方は、「私自身も、目先の勝負にこだわっていたのかもしれない」とおっしゃっていましたが、大人として、しばらくあるやり方をやってきてから、変わること・変えることって難しいですよね。
でも、それだけにすごいことを得られるんですよね。
そういえば、数年前にも、同じようなご相談を頂いたことがありました。
その方は、時間がたった時に、「私自身が変わった」とおっしゃっていましたが、子供を見ようとする人って、本当にすごいですよね。変われるんですから。
こういう方、応援していきたいと思います。頑張ってください! 

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