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2010年9月26日 (日)

昔の遊びってすごい! 

(2009年9月 通信No.85より)

コーディネーション能力っていう言葉、聞いたことありますか? 
「能力」というと特別な力のようで、私はこの言葉を好きではないのですが・・・「自分の体を、その時の状況に合わせて思うように動かす力」みたいなものですね(ざっくりとした説明・・・)。
子供たちが自由に動き回れるサッカーをしていれば、結構養えそうですが・・・。
さて、子供のサッカーの話はここでは置いておいて(長くなっちゃいますから)、この、コーディネーション能力の大切さを聞く時には、たいがい、昔の遊びの例が出てきます。
そういえば、昔の遊びって、知恵と工夫、運動の欲求、考える欲求・・・子供が一番身につけたいものが詰まっていますよね。なるほど、すごい。
そんな昔の遊びの例としては、鬼ごっこ、缶けり、かくれんぼ、だるまさんが転んだなど・・・。
あ、これらは全部、相手をよく見る必要があるものですね。
他にも・・・木登りでは、先に登った子がこれから登る子にアドバイスをする時に、「違う、右手をそこの出っ張りまで。左足をそこ!」とか、非常によく相手の動きを見ています。後から登る子も、先に登る子の足や手の運び方をよくみています。
これらの、からだ全体を見るものだけでなく、ゴムだんなんかでは相手に飛ばせないように、指の先にちょっとだけゴムをかけて、それを見て相手が、「ずるい」って言ったり、飛んでる時の相手の足がゴムに触れないかよく見たり。体の一部をよく見て、そこから緊張を感じることとか、相手の気持ちを察することとかも、自然にしていましたよね。
将棋やオセロなどの「板」のゲームでは相手の表情や指の動きを見て考えを察したり・・・。
にらめっこなんて、本当に相手の顔しか見ないですもんね。
様々な身のこなしを養えることも大切かもしれませんが、それよりも、実は、それらの遊びに含まれていたこれらの要素 ―「相手を見る」っていうこと、人の動きやしぐさから、相手の気持ちを感じるっていうことー が、子供たちが成長していく時にはものすごく大切だったんでしょうね。
さすがですね。
「人と接する」という、本来、子供に最も大切な、最も自然な気持ちが、しっかり詰まっていたのですね。すごい・・・。

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