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2010年9月23日 (木)

heta ≠ hate

(2006年4月 通信No.40より②)

「お、 豊田コーチのルール講座に対抗したEnglish講座か?」
あ、私が “YES” とか “NO”くらいしかしゃべれないと思ってますね、皆さん。甘~いですよ。時々、“ オー!”とか“ワオ!”というEnglish(?)も使いますからね。はい、English講座終わり。本題、本題。
たまに子供達の中から「heta(ヘタ)」という言葉が出ますね。
「ヘタ」・・・新しい環境に入っていくこともあるこの時期、子供たちが「言われること」・「言うこと」があると思いますので、ちょっと触れておきます。子供の世界ではすぐ出てくる言葉です。が、グラウンドで、子供の口からでる乾いた感じの「ヘタ」は、相手の人格を表す言葉ではないこと、相手に対する自分の気持ちを表す言葉ではないことが多いように思います(もちろん、言ってはいけない場合は注意が必要だと思います)。
皆さんも自分の子供の頃には(←すぐに思い出せますよね。つい最近のことですよね~?)足が速い・遅い、野球がウマイ・ヘタ、勉強が得意・不得意・・・・などなど友達に様々な印象を持っていたかと思います。でも、それはあくまで一面の印象で、否定的なものであったとしても、“ある一面に対して持つイメージ”にすぎなかったと思います。例えば、あいつは「足が遅い」けど「頭はいい」とか、あいつは「野球はヘタ」だけど「足は速い」とか、別の一面に対する肯定的な感情も自然に持っていたと思います。マイナス的なイメージで友達のこと全てを評価してしまうようなことはなかったと思います。
―子供たちの「ヘタ」という言葉。相手自体を否定しているわけではないので、直後に「スゲー」という言葉が同じ感覚で出ることもよくあります。すごく上手な子でも、「ヘタ」と言われることがありますからね。みんなが笑いながら言うことも、失敗した仲間に怒って言うこともあります。本当に様々です。ちなみに私もスクールで子供たちに何度も言われています。
意外かもしれませんが、かなり「平等」に使われている言葉でもあるんですね。「だから言ってよい」とか「言ってはいけない」というようなことをここで言いたいのではなく、
「ヘタと言うこと」イコール「嫌う(hate(ヘイト))こと」ではない、と言いたいのです。
―なので、もし、子供が「ヘタ」と言われたことで落ち込んでいたら、そのあたりのことだけはお話ししてみて下さい。もしかしたら、必要以上に受け取ってしまう子もいるかもしれませんので。また、言ってしまった子には、相手が深く傷つくこともあることを、表面上だけで注意するのではなく、中身を確認しながら話す必要があるかもしれません(もちろんこれらの経験を通じて、互いに相手を思いやる気持ちを育てることが大切なことは言うまでもありませんが)。
・・・ん、何を言いたかったんだっけ? 三歩歩くとすぐ忘れるので・・・って、Hato(ハト)かぁ! 
では、お口直しに豊田コーチのルール講座をどうぞ。

豊田です! 今回から始まりました『豊田コーチのルール講座』-これは、今まで私が審判活動を通じて経験したことや感じたことの中から、「これは、ぜひ皆さんにもお伝えしたい!」と思うものを紹介するコーナーです。これから通信の中で3回にわたって紹介していきたいと思います。第1回目の今回のテーマは「審判の気持ち」についてです。2回目、3回目もどうぞお楽しみに!!

豊田コーチのルール講座

第1回 テーマ 『審判の気持ち』 

サッカーの試合を見ていると、「あれ? ファウルじゃないの??」と思うことがあると思います。見ている人にとってはファウル。でも、審判は笛を吹かない・・・。また、この逆の場合(ファウルではなさそうなのに、審判が笛を吹く場合)もあると思います。では、こんなとき、いったい審判はどんなことを考えているのでしょうか? 
実は、審判は一人一人、自分の「ファウルをとる基準」というものをもっています。ルールブックには反則として書いてあることでも、「この程度までなら(ファウルをとらず)プレーを続けさせよう」というように、一人一人のもつ基準が少しずつ違います。また、審判は選手がどんな気持ちでプレーしているのかを感じながら笛を吹くこともあります。見た目は些細なことでも悪質であればファウルをとったり、選手がわざとらしく転んだりしているときはファウルをとらなかったりします。このように、審判は選手の気持ちを感じながら、自分のもつ基準と照らし合わせながら、ファウルかどうかを判断しているのです。
 これからサッカーの試合を見るときに、審判の判定に対して、「あれ?」と思うときがあったら、審判の気持ちを感じてみてください。きっと、サッカーを見る楽しさが一つ増えるはずです! 

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