子どものことでのご相談、色々と頂きますが、子どもの様子を実際に見ていて、人の話を聞く時の子どもの様子は、本当に色々なものを表していると感じています。
大事な話を聞いている時の様子・・・特徴からの傾向はやはりありますね。
個人レッスンを今年の後半から継続している子がいます。
その子(たち)にとって大事だなと思うことは、年齢などを考慮した上で話します。
スクールでも個人レッスンでも、私はそのように子どもたちに話すことが多いのですが、その、今年後半からレッスンを始めた子のつい先日のレッスンで・・・
私が話をしていると、子どもが片付けながら話を聞いている時がありまして。
私としては、そこまで重要な話ではなく、なにかやりながら聞いてもいいという話で、しかも、まだその子は低学年なので、そんな様子は気にならなかったのですが、親御さんが子どもの様子を見て、「ちゃんと相手の目を見て聴いて」とその子に言いました。
この「相手の目を見て話を聴く」ということ、私はとても大事だと思っています。古いと思われても、本当に大事だなって思います。
もちろん、相手の目を見ることができない時もあるでしょうし、内容などによっては目を見なくてもいい時もあると思います。
相手の思いや考えを受け取りながら聴くために相手の目を見るのだと私は思っているので、話の内容やお互いの関係性、その時の状況によっては、何かしながら聞くのでもいいと思っています。
ただ、大事な話や相手が何かを伝えようとしている時などは、目を見ることができなくても、相手の思いを感じながら聴くことができた方がいいと思います。
何かをしながら大事な話の内容を理解することはとても難しいと思うので、やはり目を見ることができるなら、見た方がいいのだろうと思います。
その子のレッスンでは色々な話(サッカーでの困ったことなど)をその子がしてくれるので、それに合わせて、大事な話をその子に合う形で話すこともあります。ですから、その子の親御さんのいうように「目を見て聴いて」の方が伝わるだろうと私も思っています。
そのように普段から教えているからだと思うのですが、親御さんがいない時のその子の様子もとても自然で、私が大事な話をする時は、ちゃんとその内容を理解しています。
理解した上で、「でもさ」とか「だって」と言って、さらに何か話してきます。こうして理解を深めています。
すべて、レッスンや他の場につながることなので、その子の変化を見ていると、このような部分(話しの聴き方)が影響して成長しているのだろうと思います。
相手の話の聴き方・・・最近は軽視されたり、そこまで重要だと思われていないようにも感じますが、大事だなと・・・。
なぜこのようなことを書くのかと言うと、とても不思議なことに、昨日も嬉しいメールを頂きまして。
子どもの成長を喜ぶと共に、ソラのコーチングがあったからこその今(のその子)だとおっしゃって下さって。
とてもありがたいメールでしたが、その方の子も、この「話を聴く」という部分がこの一年の成長に大きく影響したと思われるのです。
ソラのスタッフに「出会えていなかったら、全然違う今になっていたかもしれません」とまで言って下さる、そのソラでのコーチングがよかったとしたなら、それは、その子がちゃんと話している内容を受け取っているからです。
ちょっときつい話もしますから、私。でも、そういう話をする時は、本当に大事な話なので。もちろん、年齢、状況も考えた上で話しますので。その子はそういう時にちゃんと受け取っていたので。
同じように、本当に大事な話をしていても、動画を見ながら聴いたり、ゲームをしながら聴いたりする子もいます。キツイ話だから聞きたくない時や思いや考えを受け取ったからこそ何かをしながら話を聴くこと - それは理解できます。でも、その時に、動画を見ながらやゲームをやりながらだと、やはり伝わらないのですね。例えば、その子のことを考えて、伝える言葉をほとんど寝ないで考えて行ったとしても、それを何度か繰り返しても、伝わらないこともあるので。次の日も学校があるとか、学校から帰ってきたら習い事があるとか、そういう状況を考えて、起こりそうなことをいくつも予想して、その上で、どうしようか、何をどう伝えようか、そう考えると、どうしても次の日までに色々と考えておかなくてはならないこともあるので。そして、必要だと思うことを伝える・・・そうしたことを繰り返しても、自分を大事だと考えていないと思われてしまうこともあるくらいなので。おそらく、それは、それまでに話してきたことを理解していないことが原因なのではないかと・・・思います。時間をかけて、ずっと、色々なタイミングで話していますが、その時の話の聞きかたから、そのように思えます。
同じような話を、同じ発達段階の子(起きていることや様々な場面での様子などからもかなり類似点のある子)にした場合、キツイと感じて目を合わせなかったり、話を聴いていないそぶりを見せたりしていても、ゲームをしながらでは聞かない、動画を見ながらでは聞かない子は(誰かが自分に大事な話をしている時は、動画を見ない、ゲームをしない子)、その後、成長しています。(私が見ている子たちでは。)
・・・実は、先ほどの嬉しいメールを頂いた後、パソコンを整理していたら、ある子の親御さんに数か月前にメールしたものの下書きがあったんです。そこにも、この「話を聴くこと」について書いていまして。その子、ちょっとキツイ話をしている時、軽く逃げようとすることもあるんです。
でも、実際には他のことをするでもなく、地面を見たり、カバンを整理するフリをして聴いているんです。
そして、そのメールから数か月たって、その子、本当に成長しているんですよね、明らかに。
実際に、その直後から保護者の方も変化を感じていて。
その後も、話の聴き方は同じような様子なんですよ。
でも、本当に成長していることが客観的にもわかるんです。(色んな場での評価につながっているので。)
同じような感じでも、動画を見たりゲームをやったりとそうでない場合でこんなにも違いが出る。
なぜだろうと考えていて・・・
わかりました!
あ、長くなりすぎたので、この続きは、また明日で💦
ノーチェックで投稿します。
誤字脱字とか変な文があったらすみません!
では皆さん、よいおとしを。